リケジョのキャンパスライフ
こんにちは、鬼塚です!
先日、高3生に「次のブログ何書こう?」と聞いたところ、「キラキラな大学生活!」という返事が返ってきたので、今回はある意味キラキラな(?)理系女子(通称 リケジョ)の生活についてお話します
私は現在、化学科の大学4年生です。がっつり理系女子です。
ちなみに今月から研究室に配属され、より専門的な化学の勉強をしています。具体的には化学の中でも無機化学という分野で、窓ガラスの材料の開発・分析といった研究を行っています。
例えば夏は家の中が蒸し暑いのは嫌だし、冬は寒いからなるべく家の中を暖かくしたいですよね。それを叶えるために夏は勝手に太陽の熱を遮断して、冬は熱を取り込んでくれるガラスを実用化しよう!というのが私の研究テーマです。
皆さんは「理系女子」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
暗い?地味?オタクっぽい?
何だか色々な答えが返ってきそうですね
※ちなみに、私の通う大学のキャンパスにはA棟からK棟くらいまで、たくさんの建物があります。そしてB棟という一番大きな建物を隔てたところに理系学生だけが使うO棟、N棟が存在するのですが・・・
そこは学生たちによって、O棟は「オタク棟」、N棟は「根暗(ねくら)棟」、さらにB棟は華やかな文系と地味な(あくまでイメージですよ)理系とを隔てる「ベルリンの壁」と呼ばれているのです…泣
確かに私も大学に入った当初は、お昼ご飯を友達とキャンパス内の芝生で食べてきゃぴきゃぴ
・・・のようなキャンパスライフを想像していました。
(昔の「オレンジデイズ」というドラマの影響です。といっても今の中高生には伝わらないかもしれませんが)
しかし実際のキャンパスライフは違いました…
1年〜3年生の間は朝から授業を受け、午後からは実験、実験が終わると夜まで実験レポートづくりという生活。
そして4年の今、朝から研究室に行き、自分の2倍はある巨大な機械を使って黙々と実験した後にデータ解析、気付いたら9時近くで、家に寝に帰る・・・・という生活。
そうなのです。毎日そこそこ忙しく、芝生できゃぴきゃぴしている暇などありません。いつの間にか「きゃぴきゃぴするくらいなら家で思いきり寝たい」と思うようになるのです(笑)
ここまでダラダラと愚痴のようなことを書いてしまいましたね
しかし、私はリケジョとしての今の生活を楽しんでいます!
(確かに皆さんや過去の自分が思い描く生活ではありませんが・・・笑)
実験は大変でなかなか体力を使う上に、自分が欲しい結果が必ず得られるとは限りません。何度も失敗します。しかしその分、求めていたゴールにたどり着いたときの喜びはたまりません。
また最初に書いた私の研究で扱っているガラスは、上手く実用化されれば、冷暖房を使う頻度を減らすことができるはず!
環境技術を通して社会貢献できれば・・・最近では密かにそんな夢を抱いています。
理系はちょっとなあ・・・とお思いの女子のみなさん!
理系の世界は皆さんが想像しているよりも何倍も魅力的なところですよ
きっといろんな叶えたい夢がたくさん見つかるはず!!
長々と書いてしまいましたが、少しでもリケジョの生態(?)を知っていただけたら幸いです
今後もなるべく生徒の皆さんのリクエストに応えていこうと思います!
- 2012.04.26 Thursday
- 妻田スクール
- 10:14
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- by 個別指導塾トリプルA